姑が嫌いで離婚したい!

嫁姑トラブルで離婚したくなったら

大好きな人と結婚生活、「どんなことがあってもうまくいく!」と思っていても、いざ結婚してみると、結婚生活は想像しているよりもたくさんの要素が絡んでくることに気づいてきます。2人だけの問題ではなく、お互いの家族も絡んでくるため、複雑な問題に発展する場合も少なくありません。
夫婦2人の関係がうまくいっていたとしても、親戚との問題が複雑になり喧嘩になったり、ひどい場合には、離婚の危機に陥ってしまったりするケースもあります。そのなかでも特に深刻なのは、嫁姑問題です。

同居しているケースで4人に1人がトラブルあり

あるアンケートでは、夫の親と同居している女性の4人に1人が何かしらのトラブルを抱えていると答えました。[注1]
このように、嫁姑問題は意外と身近な問題になっています。さらに深刻なのは、70%近くの妻は、夫が嫁姑問題に気づいているにもかかわらず、対処してくれないという不満を抱えている点です。

もともと夫婦の関係は悪くなかったというケースでも、嫁姑問題が深刻になり夫への不満が高まってしまい、「とにかく姑と離れたい」と夫との関係が崩れ離婚に陥ってしまうケースも少なくありません。
[注1]オウチーノ総研: 「『結婚生活』に関するアンケート調査」
https://www.o-uccino.jp/article/posts/3375

トラブルの原因は過干渉と性格の違い

嫁姑問題の原因として一番多いのが、姑の過干渉です。特に子供と一緒に生活しているケースでは、育児のことにまで姑が口を出してくる、すべてチェックしてくることでストレスを溜めてしまうといったことが多いといわれています。
また、価値観や性格が合わない、すべてにおいて意見が合わないといったケースも多く、それが原因で嫁が姑にストレスを溜めてしまいがちです。

嫁姑問題で離婚したくなったら考えたいこと3つ

日常的なストレスが溜まり、夫も助けてくれない!となると、その状況から脱出するために「離婚が1番よい解決策なのではないか?」と考えてしまうでしょう。
嫁姑問題が原因で「とにかく離婚したい!」という気持ちになったら、まずは以下の3つのポイントを確認しましょう。

1. 姑とは文句を言う生き物だという諦め

小さなことでガミガミと文句をいわれ続けると、「一体、自分の何が気に入らないんだろう?」とストレスが溜まってしまいます。しかし、姑とは文句をいう生き物だと諦めることができれば、ストレスを軽減できるかもしれません。文句をいわれたくないからとどんなに頑張っても、それを逆手に取るように平気で文句をいってくるケースもありますから、諦めてしまうのが一番です。

姑のなかには、嫁に文句をいうことが生きがいという方もいます。大切な可愛い息子を取られたという気持ちから、「延々と文句をいいたい生き物なのだ」と諦めてしまえば、ストレスを避けることができるでしょう。

2.頑張りすぎなくてよい

真面目な気質で何事も全力で取り組むという性格の人は、「よい嫁にならなければ!」「姑さんに認めてもらわなければ!」と、頑張りすぎてかえって問題が深刻になり、離婚を考えてしまいがちです。
肩の力を抜いて、多少文句をいわれても、嫌味をいわれても、笑って忘れられるくらいの気持ちになれるかどうか考えてみましょう。

3.優先順位は姑じゃない

ストレスを軽減し、離婚したいという切迫した雰囲気を少し緩ませるためには、優先順位を見直してみるのもポイントです。
仕事も家事も子育てもやっている女性であれば、体も心も疲れ果てしまい、きちんと考えることができず、すべて投げ出してしまいたいと離婚が頭をよぎってしまう方もいるかもしれません。

家事を手抜きしたからといって、数日で家族が病気になったり、死ぬわけではありません。今日の優先順位は何なのか?毎日考えながら、ときには手抜きをすることも大切です。
そうすることで姑との関係も改善する可能性もあるでしょう。

離婚を決めるときに知っておきたいこと3つ

一方で、いろいろなことを試してみたけれど、「どうしても離婚するしかない!」というケースも残念ながら存在します。
そんなときに知っておくべき知識について、いくつか紹介します。

1. 姑には慰謝料請求できない

姑との関係が原因で離婚を決める場合、夫よりも姑に慰謝料求めたいと思う方もいます。
しかし、離婚で裁判を起こす場合、あくまでも夫婦の関係に対する裁判なので、姑に対して慰謝料を請求することはできません。

ただ姑からのいびりの被害に遭っていた内容や期間、精神的苦痛などが考慮され、慰謝料請求訴訟で慰謝料が認められるケースもあります。

2. 姑に親権は奪えない

離婚を切り出すことで、親権が奪われるのではないか?と心配になる方も少なくありません。
しかし、姑には親権を得る権利は基本的にありません。親権を決める際に考慮されるのは、「どちらが子供のそばで世話をしていたか」という点です。

基本的には、親権の取得は母親が有利な傾向にあります。子供の養育を問題なく行なっていたという実績があれば、姑に親権を取られる心配はありません。

3.婚姻関係の継続が難しいことの証明が必要

姑の言動を理由に離婚したい場合は、姑の言動を直接離婚の理由にすることはできないことを覚えておきましょう。
離婚するには、姑の言動に対する夫の対応の悪さが原因で婚姻関係の継続が難しいことを証明する必要があるからです。

夫の対応を音声記録やメモに残す、体や心の不調が出た場合は医師に診断書を提出してもらうなど証拠をしっかりと集めておけば、効率的に手続きを進められます。

どうしても無理なら焦らず弁護士に相談を

嫁姑の関係は、古くから難しい人間関係の1つとして知られています。夫婦間の関係がよくても、家族の一員である姑とどうしても折が合わないというケースでは離婚の原因になることもありえます。
夫に過大な期待をしたり、姑を変えようとするのではなく、ときにはリフレッシュをしたり、手抜きをすることも大切です。そうすることで、問題が小さく見えてくるかもしれません。

どんなに頑張っても無理なら、焦らずに離婚の覚悟を決めて、今後どうしていくのかしっかりと計画を立てましょう。
離婚後に後悔がないよう、自分の心と向き合ったあと、必要なら具体的な相談を弁護士にしてみてください。

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