ギャンブル依存症は離婚の理由になる?克服してもらう方法

パートナーがギャンブル依存症

パートナーがギャンブル依存症の場合、自分のお小遣いだけでなく家族のお金を使いこんだり借金をしてきたりといったトラブルが増えます。これらのトラブルは家族にも影響します。

今回は、パートナーのギャンブル依存症を理由に離婚できるのか、そしてギャンブル依存症を克服するための方法についてご紹介いたします。

ギャンブル依存症だけでは離婚の理由にできない

法律では、一方が離婚を拒否しても一定の理由があれば離婚が可能です。その内容は、

*1. 配偶者の不貞行為
*2. 悪意のもと生活を遺棄された
*3. 生死が3年以上不明である
*4. 回復の見込みがない精神病である
*5. 婚姻生活の継続が難しい理由がある

となっています。[注1]
つまり、ギャンブル依存症だけでは直接的な離婚理由にできません。

ただし、仕事をせずにギャンブルばかりしている、生活費をギャンブルに使うなど、婚姻生活に支障が出ていると証明できれば、離婚理由として認められます。

[注1]e-Gov:民法 第七百七十条
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=129AC0000000089_20180401_429AC0000000044&openerCode=1#2796

ギャンブル依存症を離婚理由にするためには証拠が重要

ギャンブル依存症が生活に支障をきたしていることについて、こちらが一方的に訴えるだけではなかなか認められないケースもあります。口座やお金の使い方の詳細、借金の内容などはきちんと証拠として残しておくようにしましょう。お金を渡さないことで暴力を振るわれた場合は、その証拠の音声や写真を残しておくことも重要です。

借金やお金の使い方に問題があり、生活に支障が出ているとみなされた場合は離婚理由として認められる可能性が高くなります。

ギャンブル依存症を克服してもらうための4つの方法

ギャンブル依存症を克服するには、まず本人が自分はギャンブル依存症であるということを認める必要があります。自分の行動は異常なのだと気づかせてはじめて、本格的に克服に向けた対策を取れるようになるのです。

1. お金を管理する・渡さない

お金があるとついギャンブルをしてしまうという場合、パートナーには徹底的にお金を渡さないようにしましょう。パートナーの口座、キャッシュカード、クレジットカードを管理し、現金も渡さない、どこに隠したかわからないようにします。

自宅ではなく、金庫などに預けることもおすすめです。パートナーから激しく叱責される可能性もありますが、ギャンブル依存症克服のためには仕方のないことと割り切る必要があります

2. 専門機関に相談する

ギャンブル依存症は個人の対策ではなかなか抜け出すことができません。専門機関に相談して、適切な克服方法を教えてもらいましょう。

ギャンブル依存症によって不眠状態が続いている、うつの症状が出ているという場合は、睡眠薬やうつの症状を緩和する薬が処方されることもあります。ギャンブル依存症を直接薬で治すことはできませんが、それに伴う症状を緩和させることで、徐々にギャンブル依存症を克服できる人もいるようです。

3. カウンセリングを継続的に受ける

カウンセリングを受けてギャンブル依存症になった原因や習慣に気づき、克服していくという方法もあります。

カウンセリングは一度だけでは意味がなく、定期的に続けることで自分の変化に気づき、克服していくことを目的としています。自分でカウンセリングに行くという意思を持ってもらうことが大切です。カウンセリング機関まで付き添って、継続して受けてもらうようにしましょう。

4. 自助グループに参加する

ギャンブル依存症など、同じ症状を持つ人たちが集まる自助グループに参加するという方法もあります。
ギャンブル依存症を克服するという同じ目的を持った人が集まるため、より克服への意思を強めることができ、対策や克服方法を共有可能です。

まずはパートナーにギャンブル依存症を克服してもらおう

ギャンブル依存症は直接の離婚理由にすることはできません。離婚したい場合は、証拠を集めて生活に支障が出ていることを証明するようにしましょう。

また、離婚せずにまだパートナーと一緒にいたいという場合はギャンブル依存症を克服してもらう必要があります。まずはパートナーにギャンブル依存症を克服するという意思を持ってもらい、病院や専門機関などに訪れるようにしましょう。

ギャンブル依存症は本人の意思さえあれば克服することは十分に可能です。離婚に踏み切る前に克服方法も考えてみましょう。

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