最近増えている?熟年離婚について考えてみる

熟年離婚の原因

熟年離婚について、そのおもな原因や離婚前に考えなければいけないこと、おひとりさま老後のメリットや離婚後に感じる後悔などの幅広い情報をお届けします。

熟年離婚の原因

熟年離婚の原因は数多くありますが、その中でも特に主要となる原因をいくつか挙げていきます。

夫婦の会話がないから

年々会話が少なくなっていき、ただ生活を共にしているだけという状況になった際に「これでは夫婦でいる意味がない」「会話のない孤独さやむなしさに耐えられない」という心境になって熟年離婚を考えるケースは少なくありません。

子供が自立をしたから

「子はかすがい」という言葉があるように、子供が小さい頃は、たとえ離婚したいと思ったとしても子供の生活の事を考え離婚を踏みとどまるというケースは多いです。
しかし、子供が自立するとそれを機に「もう子供の生活を第一に考えなくても大丈夫」「子供のために離婚をせず我慢をする必要はなくなった」と考えて熟年離婚に踏み切る人も多くなります。

介護がつらいから

熟年世代には親世代の介護の問題も重くのしかかってきます。
「なぜ私が義両親の介護を押しつけられなければいけないのか」「実両親の面倒だけを見たい」などと夫婦間でもめてしまい、熟年離婚の引き金となることも。

異性問題があるから

不倫や浮気などの異性問題は若い世代だけの話ではありません。
「今まで子供のために不倫や浮気も見て見ぬふりをして我慢していたがもう限界」「長年夫婦でやってきたからこそ、この年になっての裏切りが許せない」などという形で、熟年世代でも不倫や浮気による破局は多く見受けられます。

離婚前に考えなければいけないこと

何も考えず感情のままに熟年離婚をしてしまい、後悔する人も少なくありません。
熟年離婚に踏み切る前に、考えるべきことをきちんと考えておきましょう。

本当に離婚していいのか考えてみる

熟年離婚を考えた時はまず「本当に離婚していいのか」について考えましょう。

感情が高ぶった勢いで離婚しようとしていないかを冷静に考えた上で、

*本当に絶対一緒に生活できないほどに関係が悪化しているのか
*つかず離れず適当な距離感でやり過ごすなどの対応はできないのか

といった点を今一度見直すことが大切です。

離婚前の準備

離婚前の準備で特に大切なのは「お金に対する見通し」です。
年金分割がどのくらいの額になるのかを調べるだけでなく、足りない分をどうやって稼ぐか、などについての道筋もつけておきましょう。

子どもに与える影響

熟年離婚となると多くの子供は成人しているかそれに近い年齢になっているので、親権や養育費などの問題はあまり起きません。

しかし、離婚後に夫婦どちらかの生活が成り立たなくなった場合や介護が必要となった場合は、本来夫婦で支え合うべきだった部分まで子供に負担をかけてしまうことになる可能性もあります。

ひとりで過ごす老後

熟年離婚後、中には「子供と暮らす」という人もいるはずですが、多くの人はひとりで老後を過ごすこととなります。おひとりさま老後のメリットをいくつか挙げてみましょう。

離婚してこれがよかった

モラハラやDV・不倫や浮気などの耐えがたい理由によって熟年離婚をした人にとっては、そうした問題に今後は悩まされずに済む、というのが非常に大きなメリットとなります。
「家事も自分の分だけをすればいい」など、負担が軽くなる点も離婚のいい点として挙げられます。

自分らしく生きることができる

熟年離婚は配偶者やその親族などとの関係から解放されるだけでなく、子供も大きい、成人している、という状況であることから子供の世話に縛られることもさほどありません。
そのため自由度が高く、自分らしい生き方をしやすいというメリットがあります。

ストレスからの解放

結婚生活とは、元々赤の他人だった者同士が一緒に生活をすることなので「配偶者の生活スタイルや考え方などに対してさまざまなストレスを抱えていた」という人も多いのですが、離婚すればそうしたストレスから解放されます。

熟年離婚をしてから感じる後悔

熟年離婚には自由度の高さやストレスからの解放などのメリットがありますが、離婚を後悔しているという声も少なくありません。

切実になる老いとの闘い

熟年離婚をして一人で生活するということは、孤独な状態で老いと闘うということでもあります。
老いによる体調不良や衰えに対して自分で考えて先回りし、困った時の手配をどうするかなどを考えておかなければいけません。

熟年離婚後の貧困

熟年離婚最大のデメリットとして挙げられるのが貧困です。
「年金分割をしたけど思ったほどもらえなかった」というケースは特に多く、離婚後どうやって経済的自立をするかは事前にしっかり考えておく必要があります。

生活面における孤独感

たとえ会話のない夫婦であったとしても「同じ家に配偶者がいるかいないか」では雰囲気がまるで違います。
自分以外の誰もいない空間で生活を続けることに孤独感を感じる人も多いようです。

離婚するか迷っているあなたへ贈る言葉

熟年離婚をするかどうか迷っているのであれば、その決断をするのに焦りは禁物です。
まずはここに書いたことを何度も読み返して「自分にとってより後悔が少なくなりそうなのはどちらの道か」をじっくりと考えることをおすすめします。

まとめ

熟年離婚の原因で特に多いのは会話のなさ・子供の自立・介護問題・異性問題ですが、それらの問題があったとしてもいきなり離婚に踏み切るのではなく、本当に離婚していいのか、離婚前の準備や子供のことなどを考えておきましょう。

熟年離婚には自由やストレスからの解放などのメリットがあるだけでなく、貧困リスクや孤独などのデメリットもあるということも理解しておく必要があります。

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