親族問題

「旦那のマザコンっぷりにもう耐えられない!離婚したい!」

と我慢の限界を迎えた場合、交渉次第で離婚可能です。

ただ、「旦那がマザコンである」という理由だけでは、相手から慰謝料を取ったり、裁判で離婚を成立させるのは至難の業。そこで今回は旦那のマザコンを理由に離婚できるのか、また離婚をする場合どのような点に気をつければ良いのかをまとめていきます。

旦那がマザコンの場合は条件によって離婚できる

旦那がマザコンであるという理由で離婚することは可能です。
ただし、マザコンだから無条件ですぐに離婚できるわけではありません。まずは日本における離婚手続きの基本を押さえていきましょう。

旦那と離婚する方法は「協議」「調停」「裁判」のどれか

一般的に、日本では協議・調停・裁判という3種類の方法で離婚手続きを進めます。

協議離婚

夫婦で離婚そのものや親権、財産分与について話し合って離婚する。お互いの合意さえ得られれば、離婚届を出すだけで終わる。

調停離婚

離婚の話し合いに参加しない、勝手に別居して生活費を支払ってくれないなど、話し合いで解決できない場合に利用する方法。
裁判所の判決と同じ法的効力を持つ調停調書を作り、その内容に従って離婚する。

裁判離婚

調停で離婚できず離婚願望を叶えたい場合、明白な離婚原因を立証して勝訴すれば離婚となる。

マザコン旦那との協議離婚は難化する傾向に

協議・調停・裁判の中で、もっとも一般的で手軽な離婚方法は協議離婚です。しかし、常に義母の意見を伺うマザコン旦那の場合、協議離婚を選ぶと話し合いの不参加や、義母が話し合いの邪魔をする可能性があります。

そもそも義母より妻の意見を聞いてくれる旦那であれば、マザコンを理由に離婚することはないでしょう。協議離婚が困難なケースも予想して、調停か裁判まで視野に入れておきましょう。

旦那側に有責事項がないと裁判離婚も難しい

「協議でも調停でも話し合いができないから…」という理由で離婚の裁判を起こしても、実際に離婚できるかどうかは微妙なところ。

民法の第770条では、どういった場合に離婚を認めるのかという基準を大きく分けて5つ定めています。簡単にまとめると、

1.配偶者が浮気をしている時
2.配偶者に悪意を持って遺棄された時(自分が病気で倒れているのに放置したなど)
3.配偶者が3年以上消息不明な時
4.配偶者が重度の精神病で回復の見込みがない時
5.その他、婚姻継続が難しい重大な理由がある時(暴力など)

以上の条件をひとつでも満たしていれば、裁判離婚ができます。

しかし、マザコンは明確な有責と見なされないので、旦那のマザコンによって客観的に見ても夫婦関係が破綻していること、夫婦で居続けることができないことを証明しなければならず、これらの証拠を揃えるのに大変な労力をかけます。

また、裁判を起こすためには費用も時間もかかります。総合的なコストを考えると、相手に明らかな有責がないのであれば、裁判を避けることが賢明な判断でしょう。

マザコン旦那との離婚は家庭裁判所での調停離婚で

マザコン旦那との離婚方法でおすすめしたいのが、離婚調停を使う方法です。

家庭裁判所に調停の申し立てを行う手間はかかるものの、調停では調停委員などに事情を伝えることになるため、マザコン旦那と直接顔を合わせる必要がありません。

弁護士を用意される方は、調停の場に一緒に臨むと話が有利に進む見込みがあります。また、弁護士が代理人として諸々のことを済ませてくれるので、手間が省けて調停の期間も短くなります。

裁判になる前に話し合いや調停で離婚の手続きを進めよう

旦那がマザコンであり、夫婦関係の継続が困難なら離婚可能です。

ただ、個人で婚姻関係の破綻を証明する証拠を揃えるのは大変ですし、義母が口を出してきて話がまとまらない可能性もあります。

そこでおすすめしたいのが、弁護士を頼ること。

弁護士に依頼すれば、マザコン旦那や義母と一切交渉しなくてよいので気分も楽に。離婚の話し合いは揉めやすいので、少しでもストレスの少ない方法で離婚できるように工夫しましょう。

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