不倫をしても慰謝料を払わなくてよい条件とは

慰謝料

離婚における慰謝料の定義

よく離婚をする際に、慰謝料を請求されるケースがありますが、絶対に必要なもの・・・というわけでもありません。



離婚における慰謝料とは、離婚をする事によって被る精神的な苦痛に対して支払われるものになります。

慰謝料は、相手方の不法行為によって被った精神的苦痛を慰謝するための損害賠償であり、相手方の行為によって離婚せざるを得なくなったような場合などに請求することができます。
http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_07_05/index.html

離婚の原因は夫婦の数だけあるので一概には言えませんが、慰謝料が発生する大きな要因は、「性格の不一致による離婚」や「パートナーの不倫行為」が大きな割合となっています。



夫婦の離婚原因が気になる方は、そちらの記事も参考にしてみてください。



不倫をしても慰謝料を払わなくて良いケースとは

不倫を行ったタイミングが、夫婦として既に関係が破綻しているという状況であった場合は慰謝料を支払わないことがあります。



「離婚をすることによって発生しうる精神的な苦痛がない状態」=「冷めきっている状態」であれば、発生するものではありません。



まり双方でちゃんと話し合いをして、合意をした上で離婚をするのであれば、支払いをする必要はありません。



・不倫以前に夫婦関係として既に破綻している場合は慰謝料を支払わなくても良い。

夫婦関係が破綻している主なケースとは

セックスレス

セックスレスによって婚姻関係が破綻

夜の営みが無くなることで夫婦仲が悪くなり、すでに婚姻関係として成立していない場合は、夫婦関係が破綻していると認められることがあります。



ただし、お互いの性交渉への価値観によってバラつきがあるため個別に判断する必要が出てきます。



つまり、片方が夜の営みが無くなったことを言及したとしても、もう片方が「あなたのことは好きだが、自分のペースでセックスができれば良い。」という状態だと完全に婚姻関係が破綻しているとは言えないので難しいということです。



次の項目にある「同居しているのに会話が成立しない」ことによる「セックスレス」にも当てはまるのであれば慰謝料を払わなくても良いケースがあるということです。

同居しているのに会話が成立しない

会話が成立していない場合は婚姻関係が破綻

同居しているのに会話が成立しない場合も、婚姻関係の破綻が認められる可能性があります。



同居しているのに、顔を合わせることもないければ挨拶もない、食事を一緒にすることも一緒に外出することも当然ありません。そのうえ、寝室は別という極限状態です。



言い換えれば、見ず知らずの人とシェアハウスで生活しているような状態です。



このような、いわゆる家庭内別居が1年~3年以上続いていると、もはや夫婦ではないと判断され離婚が認められる可能性があります。



もはや誰が聞いても、「それは結婚生活とは呼べない」という状態です。

長期間の別居

長期間の別居は婚姻関係が破綻していると認められやすい

長期間別居状態が続いている夫婦のケースでも、婚姻関係破綻による離婚が認められることが多いです。



よく、離婚してくれない相手と離婚するために、まずは別居をする人がいるのはこのためです。



長期間別居状態が継続していると言うためには、2年程度の別居期間があることが望ましいです。



また、その間婚姻費用の支払い以外には夫婦間にほとんど行き来がなく、没交渉であるなどの事情があった方が、離婚が認められやすいです。



たとえ別居していても頻繁に会っていたり、復縁の話し合いを継続していたりした場合には、離婚が認められない可能性が高くなります。

慰謝料を払う場合、慰謝料は一括?それとも分割?

不倫が原因による離婚の場合、不倫による精神的な苦痛だけではなく、離婚を行うことにパートナーが安定した生活を送るようにするために慰謝料の支払い義務が発生します。



不倫をされた時点で、パートナーには精神的な苦痛が発生しているため慰謝料の支払いは一括で早急に行うべきでしょう。



しかしながら不倫当事者の収入力によっては、一括ではなく分割払いとなるケースもあります。



その際に不倫された側からすると、分割期間が長くなればなるほど全額を回収することのリスクが高くなるため慰謝料金額が割高になる場合もあります。



支払い能力がなく、分割払いとなっても頭金は支払っておいたほうが、その後のやり取りに関してもスムーズに進むでしょう。



不倫が原因で離婚に至る場合は、理由はどうあれパートナー側が被害者のため融通が効きにくいところが現実です。

まとめ

不倫をしたけど慰謝料を払わなく良い条件をまとめます。


・不倫以前に夫婦関係として既に破綻している場合は慰謝料を支払わなくても良い。

・セックスレスにより夫婦関係が破綻している

・同居しているのに会話が成立しない

・長期間の別居

離婚をしたくて結婚した人はいないはずです。
しかし信頼していたのに裏切られた・・・という状況になってしまったときは、十分な証拠を入手してから実行に移すことをオススメします。



不倫をした側が悪いという風潮はありますが、誰の目から見ても夫婦関係が破綻していたと判断できる状態であれば不倫による慰謝料を払わなくても良いケースも存在することは確かです。

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